【例会報告】第256回例会 八重地峠・後山峠

日程: 2022年12月11日(日)

場所:勝浦郡上勝町 八重地峠、那賀郡那賀町 後山峠

参加者:会員12

八重地峠は上勝町旭八重地と那賀郡那賀町寺内を結ぶ峠で標高およそ1030mです。昭和初期、ここから標高1060mの後山峠までおよそ2.5㎞の間をトロッコが走っていました。今回はこのトロッコ道跡の一部を歩き、ハ重地峠、後山峠を訪れました。


八重地峠

八重地峠には、明治34年に建てられた地蔵尊像と不動明王像が仲良く並んでいます。二体の石像横に見えるトロッコ道(跡)は林業が盛んであった時代に、木材を運び出すためのものでしたが、現在はレールは撤収されています。


トロッコ軌道と後山峠 [徳島県林業史より]

現在の後山峠(モノクロ像にしてます)

後山峠にはトロッコ軌道の分岐がありました。徳島県林業史の中に当時の写真があるのでお借りします。比較のため現在の後山峠の写真を並べてみます。右奥方向が八重地峠、左奥方向が三つ尾の峠へ延びるトロッコ軌道です。中央奥には作業小屋らしきものも見え、現在もその場所は平坦で建造物があったことが伺えます。八重地峠へ向かうレール上には大きな丸木を積んだトロッコが走っています。

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